星と土となかまたち

土着菌ボカシづくり



4月30日からこのブログを書いている5月7日までのお話です。

田畑で過ごす時間が増えてくるにあたって、あたりの様子を見ていると、
ヨモギやセリなどの野草たちがぐんぐんに伸びてきていたので、
「そろそろ、頃合いだなあ」と思い、土着菌ボカシづくりのための野草を取ることにしました。


土着菌ボカシ?いったいなんでしょうね。
実はこのボカシ、星の坊主さまの田畑にとって、すーごく大切なものなのです。
これから順を追ってご案内いたしますね。

まず土着菌。読んで字のごとく、その地方に存在する土着の菌です。
ぼくたちの暮らすさむーい地域と、たとえば四国などのポカポカな地域では、植生が異なります。
それぞれの植物には固有の、たーくさんの微生物が生きています。
暑いのが好きな微生物、寒いのが好きな微生物、まだまだ知られていない微生物など、さまざまな種類があります。
その土地で遥か昔から命を繋いできた微生物たちは、自分たちが生きていくために今もなお変化進化を繰り返しています。

そんな彼ら、土着菌の持つエネルギーを最大限に使うことで、病気や虫食いに負けないお野菜作りができるんじゃないか、、、と星の坊主は考えておりまして(急にざっくり)

土着菌って採取することができるんです。どうやって??
それは、、、酵素シロップの作り方とほとんど同じで、野山で元気いっぱいに茂っている野草を刈り取ったあとに、黒砂糖づけのようにするのです。

まずは野山の野草。


冬の寒さに耐えて、春一番でぐいぐい伸びてくるのは、
クローバーやヨモギ、セリなどですが、それを中心にさまざまな野草を夜明け前に採取します。
夜明け前、というのが大切なポイントで、朝日を浴びる前の植物はそのエネルギーをたっぷり蓄えています。そして、今回は満月の日に行った、というのがもう一つのポイント。
潮の満ち引きの関係で、満月の日は葉の部分にエッセンスが集中する(新月の場合、逆に根っこの方に)のです◯ 上の画像はそんなエネルギッシュな葉っぱたち。(AM4時30分撮影)

その子たちに、たくさんの黒砂糖をまぶして、かきまぜます。
浸透圧をつかって、植物のエキスを出すことが目的です◯
今回の野草は水分が多かったので、野草の総重量の半分の黒砂糖を使いました。


そして、最初の画像。(もういちど載せます)



最後に、黒砂糖で蓋をして、この上に重石を乗せて、容器を和紙などで封をして、できあがり!
冷暗所で5〜7日ほどおきます。重石は1日でどかしちゃいます。

そして、今日!外は雨で、とっても涼しい。こんな日はボカシづくりだ!ということで、
近所の精米所からお米の籾殻をもらってきて、その帰りしなに竹やぶの中に入ってゆくと、、、
折り重なった竹の葉や落葉樹の枯れ葉の下から、こんなものがでてきます。



ぼくの手の上の白い菌糸が見えますでしょうか。
ちなみに下は以前竹やぶから採取した白い菌糸を水と米ぬかで培養したものです。


この白い菌糸は糸状菌という、いわゆるカビです。
この子たちは、発酵させるときにとっても具合のいい子たちです。
それを、籾殻、米ぬかの上にばー!っとばら撒きます。

ばー!!!



これに、先ほど紹介した、微生物たっぷりの野草エキスと、水。
星の坊主さまでは、これに加えて、くん炭を混ぜ込みます。
くん炭は以前こちらで、ご紹介しましたが、籾殻をいぶし焼いたもので、
細かい孔がたくさんあるので、そこが微生物の住処になるのです。

お水は、せっかくの雨降りなので、雨水を。


ぜーんぶ入れたら、それをよおくよおくかき混ぜてまんじゅう型にしてゴザやむしろをかぶせます。
こうして、発酵熱が人肌かもう少し温かくなるくらいまで、になったら、
またよおくよおくかき混ぜます。発酵熱が上がりすぎると、熱に弱い菌がいなくなっちゃうので、あくまでも人肌。のんびりじっくり、のんびりじっくり。

そんなプロセスを経てボカシというものが出来上がるのですが、
最近の暖かさだと、どれくらいでできるのでしょうか。早くできちゃいそうな気がしますけれども。

とりあえず、出来上がりのときにまたブログを更新しようと思います。
乞うご期待!

明日は田んぼの代かき(しろかき)というものをやります。田んぼを真っ平らにする作業、といえばいいでしょうか。そのあたりも余裕があれば、ご紹介したいです。