星の坊主さま

星の坊主さまですけども。

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2018年のごあいさつ

振り返れば振り返るほどすさまじい一年でした。よくこんな怒涛の日々の中で、田畑しごとができたなあと思いますが、独立3年目にして、ようやく見通しが立ったと思えるくらいに農業経営も安定しました。ひとえに、星の坊主さまをあたたかく支えてくださっている皆々様のおかげなのですが、皆々様にお出しするお野菜やお米が、どうしてよくよく育ってくれたのかほんとうに不思議です。声がけ農法のおかげでしょうか。来年は畑の引越しがあります。上の写真のエリアが引越し先です。土地の所有者の方がご病気あってできなくなってからは、しばらく手が入っていない開拓地。でも、とっても夢がある土地です。さっそく春先から一仕事始めようと思いますが、人の営みと自然の営みが重なって、どんなに素敵な風景になるのだろうと、今から楽しみで仕方がありません。加えて来年は、執筆活動を多様に展開していく予定です。推敲を重ねたもの、即興性のあるもの、様々な形を皆々様にお届けしたいです。2019年はまず、「火を入れる」こと。2018年春夏は水にクローズアップしましたが、2019年春夏は火がとっても大切な存在となりそうです。さてさて。どんどんいい時代になってきておりますね。比較や競争が薄れて、さまざまな個性がうつくしく輝き始める。そんな予感がびんびんしております。びんびん!何を選ぶか、は個人の自由だと感じています。白も黒も右も左も上も下も表も裏も酸いも甘いも光も影も、そもそもすべてが存在しているこの世界の中で、どちらか一方を消し去って、もう一方を際立たせる、ということはできません。できたとしても、消し去った方は必ずまた現れるでしょう。光があって影ができる。表があるから裏がある。消そうとしないで、どちらか好きな方を、ただ選べばいいと思います。ぼくが選ぶのはぼくにとって心地よい方ぼくにとって幸せな方ぼくにとって嬉しい方ぼくにとって楽しい方ぼくにとって面白い方ぼくにとって平和な方ぼくにとって美しい方ぼくにとってとうめいな方ぼくにとって愛を感じる方です。みなさんにとって、そうである方を選んでいってください。その選んだ先に、もしもぼくがいたら、どうぞよろしくお願いいたします。たとえぼくがいなくても、その人にとって最高の方であるならば、それがいいです。それぞれの最高の方を選んでゆく一年。いっしょに楽しんでゆきましょうね。改めまして、今年もほんとうにお世話になりました。来年も、今後とも、どうぞどうぞよろしくお願いいたします。佳いお年をお迎えくださいませ。心からの感謝と愛、敬意を目一杯込めて込めて込めまくりまして。星の坊主さまこじょうゆうや

これからの流れをおもう

前のブログからあっという間に2ヶ月が経とうとしております。みなさまいかがお過ごしでしょうか。星の坊主さまはと言いますと、9月はなかなかに充実した1ヶ月で、たくさんの人が行き交い、出会うという点で、とってもうれしい時間を過ごせました。今日は9月の最終出荷を終えて、ぼんやりと雨音を感じながらパソコンに向かっております。タイトルのとおり、今回は「これからの流れをおもう」ことにします。近頃、周りは引っ越し&移住ラッシュで、この佐久にも引っ越してくる方々がおります。そんな流れを見て、「おや?ぼくたちにはそんな流れはないけどなあ」なんて思っていたら、ぼくたちにもありました。それは「土地」や「家」のことです。詳しいことはお話できないのですが、「これは選択しなければならない時が来たな」と、思えるようなことがぽこぽんと出て来ました。その時が来て、ぼくたちは感じ直しました。この土地どうだろう。この家どうだろう。そうしていると、ほんとうのほんとうのところが奥底から浮かび上がってきました。遠くからサンバカーニバルの行列がやってくるかのように結構派手に賑やかに。それはそれは、とっても選びやすくって、「やっぱり、こっちだねー」という感じで、軽やかに選ぶことができました。そうしたら!巡りというのは素晴らしいもので、今度は新たな選択肢が。しかもぼくたちが想像で描いていたようなものが、ひょっこり現れたのです。これにはもう、ぼくたち気分が高ぶっちゃって。(わーい!わーい!)結局その新しい選択肢の方へ歩みを始めたところ、までが最近の出来事です。このひとつの流れ。特に妨げられるものは何もなく(感じず?)、すいーっと時が経ったのですが、よくよく感じ直してみると、「これはすごい!」「奇跡だ!」ということが重なっていて、これまでの自分の在り方を自分なりに褒めたり認められたりすることができて、素敵な自己愛につながった感覚があるのですが、流れの大本を辿っていくと、それはおはなし会を始めたことが大きいのかもなあという風に感じています。おはなし会をさせていただくとたくさんの贈り物をいただくことができます。(みなさんから手土産をいただくとかそういうのじゃないですよ)お越しいただくみなさんと出会えることはもちろん、すごい贈り物だなあと感じているのは、「清らかな響き」を自分の身体を通して発信して、その響きに満ちた空間をみなさんと一緒に共有することです。これはほんっとうに大きい気がします。みなさんにもよくお伝えするのですが、ぼくはおはなし会でおはなしした内容をあんまり覚えていません。あんまり、というか全然!なときもあるくらいに。(失礼だったらほんとにごめんなさい)でも、その前向きで朗らかな「清らかな響き」は確実に世界に向かって放たれていて、これまでの数多の響きがもたらしたものが、ぼく個人の世界には現実化という形で、どんどこどんどこあらわれている気がします。 とっても。「(生理現象を含めた)もよおしに、忠実にあること」「自分の心地よさとは何かを、できるだけ感じ考えて、それを選びつづけること」「流れ星のように降ってくる直感をつかんで、信じて、生きること」このことはおそらくどのおはなし会でもおはなししているのかと思いますが、ぼく自身、毎日のようにそのことばかり意識していて、そのおかげか、今のところはなんの弊害もなく、日々しあわせに暮らしております -▽-そう思うと、この流れをつくっている張本人。「清らかな響き」を通してぼく自身の世界を形作っているのはやーおおあり自分自身なんだなあと、常々感じるのです。さて、話はちょっぴり脱線します。最近のぼくは「古人(いにしえびと)」にとってもとってもお熱で、それこそ日本でいう「縄文人」などはその「古人」にあたるのですが、星の声を聴くように、「古人」に意識を深めていくと、それはもうおもしろいことだらけで、特に暮らしの様子が、頭と心に焼き付いてどうしようもない状況になっております。で、個人的にはその「古人の暮らし」をなんらかの形で表現したいと思っているのですが、これまでのように物語や詩で描くには、ぼくの技術が圧倒的に足りなくて、いくらやっても上手にいきそうにないから、じゃあおはなし会にしてしまおうかと思っても、なーんか違うし、おはなし会は今年いっぱいで在り方を変えたいし、、、などなど、星の坊主さまは静かに試行錯誤の真っ最中なのですが、ひとつ、新たな方向性が。それはこの10月の終わり。星の坊主さまをご存知の方ならみなさんよく知っていらっしゃる、あの方と、あの場所で。新たな方向性のわずかな部分を、お見せできるような気がしております。「清らかな響き」と「古人」がいったいどのように交わるのか。とっても楽しみです。先日福岡で行なったおはなし会では少しだけ、その流れができたような気もしますが。。。おっとそういえば! ここからはお知らせです笑++++++ ++++++ ++++++

10月6日(土) 〈講座〉星空入門『十二星座をめぐる月、そしてドラゴン』

. . . . . . . . . .〈講座〉星空入門『十二星座をめぐる月、そしてドラゴン』. . . . . . . . . .みなさんは月の力を感じますか?占星術を信じますか?元来、占星術は人間と星の世界との深いつながりを目指していました。もっとも近い星である月と遠くに輝く星のつらなり。本講座では、月と十二星座の関係をひもといて、宇宙的体験を日常のものとする土台をつくります。実習では、星図(星の地図)を作成します。「いま」の十二星座の位置をたしかにすると実際に天空を仰いだときに見えない星の場所がわかるようになります。とうめいでは、星の坊主さまにちなんで特別に竜座のお話もさせていただきます。開催時ごろには、夜の早い時間に北の空高く竜座が昇ります。ぜひ探してみてくださいね。. . . . . . . .*ご案内役の石田紀佳さんの暮らしについて、以下のサイトでレポートされていますhttp://100life.jp/style-of-life/25573/*石田紀佳さん「草木と手仕事」のFacebookページはこちらhttps://www.facebook.com/plantsandhands. . . . . . . .〈日にち〉10月6日(土)〈時間〉11時30分~15時 *途中休憩(一品持ち寄りランチ)あり〈受講料〉4500円  *テキスト費込み〈持ち物〉・定規・カッター(*紙切りハサミでもかまいません)・のり(切った紙をはりあわせます)・筆記用具・お昼に参加者の皆さんと食べたいもの一品〈場所〉「とうめい」長野県佐久市春日 *お申し込みの方に詳しい住所をお知らせします〈交通〉駐車場あり。駐車スペースの関係で、別の場所に駐車後こちらで送迎させていただく場合もございます。あらかじめご了承ください公共交通機関でお越しの方は、当日10時50分ころ会場最寄りの〈佐久平駅〉蓼科口バスターミナルまで車でお迎えにあがります。送迎は別途400円頂戴します〈お申し込み〉専用フォームよりお申し込みくださいhttps://goo.gl/forms/3RGgcGze0MORiHry2〈ご案内役〉石田 紀佳  (イシダ・ノリカ)フリーランスキュレーター、手仕事研究家。東京藝術大学卒業。展覧会企画、執筆、手仕事の材料となる植物の育成を通して、美術手工芸品を紹介している。東京の自宅と神奈川県の山里とを往復し、半自給自足の暮らしをしながら、「自然と人と技術=魔法」について実践考察中。2005年より七十二候の言葉をのせた「草暦」を企画制作。また、「新しい自分になるマーマー☆スクール」にて講師を務め、自然と手仕事の豊かさを暮らしに取り入れることを目的としたワークショップ形式の「魔女入門講座」は、実生活に役立つ発見に充ちていると好評を博している。植栽企画に、かぐれ表参道店「街野原」、世田谷ものづくり学校「巡る庭」など。著書に『藍から青へ 自然の産物と手工芸』(建築資料研究社)、『草木と手仕事』(薫風堂)、『魔女入門 暮らしを楽しくする七十二候の手仕事』(すばる舎)がある。

〈満員御礼〉8月26日(日) 星の坊主さまのお話会『星から聴いた物語』vol.3

満員御礼のため受付を終了いたします。たくさんの方からお申し込みをいただき感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。. . . . . . . .星の坊主さまのお話会『星から聴いた物語』vol.3. . . . . . . .毎週日曜日に植物性のランチやおやつ屋さんをしている〈おこさまボーイズ〉。彼女たちの仕込みの時間におじゃましてお話会をひらきます。会場となる西荻窪〈ていねいに、〉は、ごはんを作る音が耳に心地いい場所。またこちらでお話会を開催することができて嬉しいです。おこさまボーイズとのお話会も、早3回目となりました。もうおなじみの方もいらっしゃるかもしれませんね。今回は升尾珈琲さんも駆けつけてくださいます。升尾珈琲さんは、好きが高じて出張珈琲屋さんをしています。自家焙煎豆をハンドドリップでお出ししてくださいますよ。前回、前々回と、みなさんにお配りし大好評だった「おこさまボーイズで自由に使える50円引き券」につづいて、今回は「升尾珈琲の50円引き券」も差し上げます!お話会のあとにご参加のみなさんで集っておしゃべりすることを「アフター坊主さま」と名付けてくださった方がいましたが、「アフター坊主さま」に、オーガニック植物性のおやつと、丁寧にドリップした自家焙煎珈琲はいかがでしょうか。. . . . . . . .お話会のテーマは、『グランドフィナーレ』. . . . . . . .今回は星の坊主さまこと、こじょうゆうやが書き下ろした『グランドフィナーレ』という物語を軸にお話をしていきます。これは、地球という生命体に意識を注いでつくった作品です。この作品に共鳴して、なぜか涙がこぼれる、という方も多数いらっしゃいます。そして、地球をテーマに描いた作品のタイトルが、なぜ『グランドフィナーレ』なのか……?これらをを紐解いていくにつれ、ご参加のみなさんそれぞれの答えのようなものが浮かび上がってくるかもしれませんね。夏の終わり、うお座満月のまさにその日。みなさまのご参加をお待ちしています。. . . . . . . .〈詳細〉星の坊主さまのお話会『星から聴いた物語』vol.3テーマとなる物語:『グランドフィナーレ』〈日にち〉2018年8月26日(日)〈時間〉・09:45 ~ 開場・10:00 ~ お話会・12:00ころ~ お食事(お食事後の解散は各自)〈参加費〉各 4800円(おひとりさま)◯下記を含みます・物語『グランドフィナーレ』 おひとりさま1部ずつ・おこさまボーイズの100%植物性、オーガニックランチ・おこさまボーイズで使える「50円引き券」・升尾珈琲で使える「50円引き券」〈場所〉「暮らしのいろいろ ていねいに、」東京都杉並区西荻南1-18-11*JR中央線西荻窪駅から徒歩7分〈お申し込み〉満員御礼のため受付を終了していますhttps://goo.gl/forms/Rk5qpaKRajv0Bf8s1〈プロフィール〉◯おこさまボーイズhttps://okosamaboys.blogspot.com/毎週日曜日、西荻窪「暮らしのいろいろていねいに、」にてごはんやさんをしています。おかゆぱんとオーガニック野菜のランチ。 食べてくれる人のからだに溶け込んでゆく、めぐる季節のすこやかさを楽しむごはんです。優しい甘みのおやつも大好評。◯升尾珈琲https://twitter.com/masuoyukiaoi自家焙煎した豆で出張珈琲屋さんをしています◯星の坊主さま/こじょう ゆうやhttp://www.starbows.net東日本大震災をきっかけに自給自足の必要性を感じ、佐久市に移住。2016年春に農と執筆の表現活動として「星の坊主さま」を立ち上げる。農薬や肥料を使わずに米や野菜をちいさな田畑で育てながら、児童文学を中心に、日々の暮らしの中で出会う人々や情景、宇宙を彩る星々の声を聞きながら執筆活動も行う。

野菜と鉱物と、言霊と。

台風が去ってからというものの、少しだけですけれど、秋の気配を感じます。朝晩の冷え込み方、風のまとう香り、どこか懐かしさもあるような。とてもいい頃合いです。最近は故あって、鉱物にフォーカスをしております。人と鉱物の関わりは有史以前からありますので、遺伝子も魂も様々なことを記憶しています。水晶との彩り豊かな対話は淀みなく清廉で、広く人々と関わっている鉱物だけあって、周波数を合わせやすいです。どんな物語が出てくるのか楽しみ楽しみ。さて、周波数といえばお野菜です。最近は春先の頃と比べて、明らかに野菜セットの重さが、重いです。Too Heavy!というのも、1kgを超す大型のズッキーニをつくってセットの中に入れていることや、春先の葉物野菜よりも夏野菜の方が基本的に重たいから、ということです。市販のズッキーニはだいたい20cmくらいですが、うちではおよそ1.5倍の30cm!もちろん市販サイズのズッキーニも入れますが、味わいが全然違います。個人的には大きな方がクリーミーで美味しいのです。塩胡椒してフライパンで焼くだけ!それだけで美味しいズッキーニのステーキが出来上がります。一度ぜひご賞味くださいませ◯そんなお野菜たちの周波数の話ですね。忘れそうでした。収穫後に箱詰めするときに不思議なことが起こります。と言っても、ずっとそうだったから違和感がなかったのですが。用意されたダンボール箱にはお客様のお名前や住所が記載された送り状を貼るのですが、野菜たちが、お客様を選んでいくという不思議現象が起きるのです!!今まで普通にしていたから、これが面白いことだと気づきませんでしたが、実に面白い!!!「あ、この家、美味しく料理してくれる家だ!行きたい!」「ここの家の器に寝そべるの、気持ちいいって聞いたなあ」「この人はあっという間にお腹の中に入れてくれる人だ!!よっしゃー!」みたいな風に、人間の魂が親を選んで生まれてくるように、彼らも行き先を自分で決めているのです。応募者多数の場合、坊主の独断で決めることもありますが、だいたいそうなのです。人それぞれ周波数は異なりますが(ラジオみたいに)、そのお野菜たちが持つ固有の周波数と同調した先に、吸い寄せられるように向かうのです。つい昨日、お客様と連絡を取り合っているときに、ふと気づきました。あれ、そういえばと。ですので、届いたお野菜があなたです!と言ったら、語弊があるかもしれませんが、おおむね、そんな感じかなあと思っています。さてさて。ここからは、最近感じていることをざっくばらんにお話しようかと思います。

アイとアオと龍を想う日々

(アイとアオと龍な人たちと、龍の暮らす川へ)今年は自宅前にハーブを中心とした菜園をつくってみた。ディル、コリアンダー、トゥルシー、ボリジ、青しそ、イタリアンパセリ、ミントなどなど、多様な彩り。その端っこに、こんもりと繁るアイの畑がある。はじめてアイに触れたのは、農業研修二年目の年。研修仲間とアイを育てて、アイを感じるために呑気な気持ちでやってみた。アイのエキスの中に絹や綿、ウールを浸し、初夏の爽やかな空気に触れさせてみると、、、みるみるうちに色が深く濃く変化していった。そこから、水で緑を濯いでいくと、あっというまに青の色があらわれた。それはぼくがアイの魔法に心奪われた瞬間だった。研修を終え、農を営むことになったぼくは、星の坊主さまと名乗ることにしたのだけれど、星の坊主さまにはどんな色が合うかなあとイメージすると、金に近い黄色や白、それに青のイメージがあった。やっぱり青かあと、そりゃそうだ的に思った。でも、一年目の新米百姓にはアイを育てる余裕がなくて、ばたばたと、アイとアオから離れる生活を送った。そんなぼくが次にアイに触れることになったのは、手仕事研究家の石田紀佳さんのおかげだった。どういういきさつか忘れてしまったけれど、自宅でアイの意識を深める会を行うことになった。紀佳さんは神奈川秦野のセカンドハウス、雑草園でアイを育てていたようで、坊主のパートナーのゆみこさんがアイの苗をいただき、佐久まで持って帰ってきてくれたことから、アイとの付き合いがまた始まった。そんなアイの会をやるならば、アイについて何か物語が書きたい!と思って書いたのが、『星から聴いた物語』セットに収録されている『青の約束』だ。アイという存在が発する振動にシンクロするために、意識のチャンネルを合わせようとしていると、どういうわけか龍が出てきた。最初は「あれ、龍しか出てこない」と思って、「龍さん、ちょっとどいてくださる?」という感じで龍の後ろにいるはずのアイを探していたけれど、いつまで経っても龍しか出てこない。「あのう、龍さん。ぼく、アイとつながりたいの。だから、あなたじゃないのよ」と伝えると、「アイとわたしたちはつながっている」と龍が返事をしてきた。「アイと龍が?」と訊き返すと、龍は「アイから生まれたアオは、わたしたち龍と人とをつなぐ約束の色だ」と言った。そこまでくると、びゅーーーーんと様々な光景が見えてきて、それをそのまま書き落としたら『青の約束』が出来上がった。そこからまた一年が経った今、アイとアオと龍を想う日々が続く。その独特の周波数を感じていると面白いことがいろいろとわかってきた。ああ、この人は龍と親交があった人だ、とか、この人は龍と人との間に生まれた龍人だった過去があるなあ、とか。だいたいそういうことは自分の中に留めているのだけれど、明らかに龍の意識を宿すアオの人々を見かけると、テンションが上がって伝えてしまう。「龍の意識とつながってるんですね」って。最近、ぼくがそんな状態だからか、アイとアオと龍とつながる人としか出会わない。ずいぶんと偏った世界に来ちゃったなあとは思えど、辛苦のない心地よさと楽しさだらけの時空だと、「ま、いっか」と開き直ってしまう。そもそも人ひとりが世界全体、地球全体、宇宙全体のバランスをとることなんてできないだろうから、ひとつの個としてただ在ることが美しい調和への近道!と、ぼくは今アイとアオと龍の波に揺られて漂っている。この流れはどうやら夏の終わりまで続くらしい。今年の夏は不思議な出会いがたくさん予定されている。どれもこれも、アイとアオと龍を感じざるを得ない出会いばかりで、予定されたこと以外にもきっと予期せぬ出会いが待っている。7月28日土曜日は自宅に設けた「とうめい」というスペースで、またアイを深める会をおこなうことになった。同じようにアイを深めアオと龍を想う石田紀佳さんと。今回はぼくの達てのお願いでアイの発酵、藍建てなどについて教えていただくことになった。冬に極寒のエリアとなる信州佐久においても古くから佐久藍染という文化があったように、アイを育てることは十分にできる。むしろ昔よりもずいぶん暖かくなっているから、もっと育てやすくなったはず。というわけで、これから毎年、アイを育てて、刈り取って、乾燥させて、蒅(すくも)をつくるということをして、そこから藍を建てて、藍染めをするところまでしていきたいなと思う。それがどういう意味を持つのか、なんなのかなんてさっぱりわからないし、わかろうともしていない。楽しいからやる、心地よいからやる、ただそれだけなのだなあと、ぼんやり思う。相も変わらずというか、いつまで経ってもというか、ぼくはぼくの幻想の中で生きている。この幻想はキレイゴトを愛する人間が脚本・監督を頑なに務めているから、どうしたって楽しいことや美しいことしか起こらない。ちょっとしたスパイスや起伏を入れるときもあるけれど、そのタイミングは奇をてらいすぎていてよくわからない。だからこそ、この幻想は面白い。

〈満員御礼〉2018年7月28日(土) 藍の会

『藍の会』は満員御礼のため受付を終了いたします。お申し込みくださったみなさま、見守ってくださったみなさま、ありがとうございます。昨年、手仕事研究家の石田紀佳さんから苗をおすそ分けいただいた藍。今年も種をついで星の坊主さまの庭ですくすく育っています。この藍という植物に焦点をあてた会をおこないます。今回も石田紀佳さんにお越しいただいて、前回と同じように生の葉っぱで染めをするほか、座学でより深く藍染めのことを知る時間も設けます。〈日時〉2018年7月28日(土)〈スケジュール〉[午前の部]11:30〜12:30お話「発酵文化としての藍染め」日本で伝統的といわれる藍染めを概説します(中学生以上の方向けのお話です)[お昼休憩]12:30〜13:30参加者のみなさんに、おかずを一品ずつ持ち寄っていただきますみんなでランチをしましょう[午後の部]13:30〜16:30か17:00くらい染め「藍の生葉染め」まずは庭に出て、藍を摘むところからはじめましょう。いずれも火をつかわず、生の植物のエキスをうつす染めです。spirit of greenを感じましょう。緑が青になったり、はたまたほかの植物はどう変わるでしょうか?・叩き染めミキサーのない時代にさかのぼって、植物の汁をじかにうつしてみましょう。・浸し染め刈り取った藍をミキサーにかけて、青汁ジュースをつくり、そこに布や糸を浸します。 〈参加費〉[午前の部のみ]おとな…1,000円、学生(大学、専門学生まで)…500円、こども…無料[午後の部のみ]おとな…4,500円、こども…3,500円[午前・午後通し参加]おとな…5,000円、こども…3,500円*付き添い見学の方は1,000円(通しでも1,000円)付き添いの方も「藍の体験」は興味深いものとなります。〈午後の部の持ち物〉[叩き染め、浸し染め]共通・はさみ・藍の茎や染めたものを持ち帰るための袋や新聞紙・通しで参加される方は、お昼にみんなで食べたいもの一品[叩き染め]・金槌・透明テープ(太い幅)・雑誌、新聞紙、まな板など(叩き染めの下敷き用)・染めたい布(木綿や麻などの植物繊維の布)や紙製品(袋、和紙など)[浸し染め]・染めたい布や糸*量の目安は手ぬぐい二枚程度*絹やウールなどの動物繊維がおすすめ(薄手のストールや毛糸、子供用のシャツなど)〈交通〉駐車場あり。駐車スペースの関係で、別の場所に駐車後こちらで送迎させていただく場合もございます。あらかじめご了承ください公共交通機関でお越しの方は、当日10時55分ころ会場最寄りの〈佐久平駅〉蓼科口バスターミナルまで車でお迎えにあがります。 〈お申し込み〉『藍の会』は満員御礼のため受付を終了いたします。お申し込みくださったみなさま、見守ってくださったみなさま、ありがとうございます。〈開催場所〉とうめい(星の坊主さまの自宅スペース)長野県佐久市*お申し込みくださった方に詳しい住所をお知らせいたします〈主催・お問い合わせ〉とうめいtoumei@starbows.net〈ご案内役〉石田 紀佳  (イシダ・ノリカ)フリーランスキュレーター、手仕事研究家。東京藝術大学卒業。展覧会企画、執筆、手仕事の材料となる植物の育成を通して、美術手工芸品を紹介している。東京の自宅と神奈川県の山里とを往復し、半自給自足の暮らしをしながら、「自然と人と技術=魔法」について実践考察中。2005年より七十二候の言葉をのせた「草暦」を企画制作。また、「新しい自分になるマーマー☆スクール」にて講師を務め、自然と手仕事の豊かさを暮らしに取り入れることを目的としたワークショップ形式の「魔女入門講座」は、実生活に役立つ発見に充ちていると好評を博している。植栽企画に、かぐれ表参道店「街野原」、世田谷ものづくり学校「巡る庭」など。著書に『藍から青へ 自然の産物と手工芸』(建築資料研究社)、『草木と手仕事』(薫風堂)、『魔女入門 暮らしを楽しくする七十二候の手仕事』(すばる舎)がある。