星と土となかまたち

『わたしと霊性』についての、坊主私見

服部みれいさんの最新刊わたしと霊性


「『わたしと霊性』というタイトルの本を書いている」

このことを初めて伺ったとき、
相当にヤバイものがこの世に生まれ出る気がしました。
どうヤバイかはわからなかったけれど、

みれいさんが書くのなら、間違いなくどこかの方向性でヤバイ、
という風に感じたことは、はっきりと覚えていました。


実際に手にとって、
最序盤で拝殿踊りのことが書かれたくだりの途中で、
「あー、やっぱりこれはヤバイ」
と身体の芯から震え、興奮したような感覚になって、

隣で別の本を読んでいたパートナーのゆみこさんに、
「もしかしたら、みれいさんの最高傑作かも」
と伝えてみたけれど気持ちが収まらず、
すぐにみれいさんに鼻息の荒いメールを送りつけました(すいません)。


エムエムブックスさんから出版された
プリミ恥部 あいのことば』を読了してすぐのことだったからか、
この『わたしと霊性』に漲る愛のエネルギーを
ダイレクトに受け取ったぼくは眩暈がするほどに感激して、
いてもたってもいられなくなったのです。
それは今も変わりません。
湧水のごとく溢れ出る愛の中に浸っているような感覚です。

世間ではまだまだ「霊性」については妙な偏見があるように思います。
天然素材の服で、上下の色を白で統一していると、
「どっかの宗教みたい」と言われることも、
宗教がらみでいろいろあった日本という国を思うとしょうがないと感じますが、
ぼく自身が生きてきた世代では
1990年の後半からこれまでにかけて、様々な真意が見えにくくなったことは、
人々が「霊性」から遠ざかったことと、ほとんど同義でしょう。

ぼくたちがおはなし会を始める前に、
お越しいただく皆さまによくお伝えしていることですが、
ぼくが感じ取った霊的な情報は、あくまでもぼくにとっての真実で、
ぼくのためだけの物差しになりうるものなので、
お越しになった皆さまの真実ではありません。

ぼくが真実だと感じて皆さまにお伝えした情報を受け取って、
皆さまそれぞれがどのように感じるか。

その瞬間に、それぞれが感じたことこそが、
その人にとっての、その時点での真実だと思っています。

お前が言うなとよく笑われますが、
ぼくは俗に言うスピリチュアルな世界観が得意ではありません。

いろいろ都合があることは重々承知しておりますが、
誰かの真実が、あたかも世界の人類全員の真実であるかのように発信されていたり、
むやみやたらに聖なる演出が設けられたりしていることが多いからです。


ぼくたちには違和感という素敵なセンサーがついてます。
それが、ぼくたちそれぞれにとっての「ほんとう」を見分けるための指針だと感じています。

この『わたしと霊性』では、
みれいさんが感じ取った、みれいさんにとっての真実が克明に描かれていますので、
ぼくたちが素敵センサー「違和感」を使ってこの本を読めば、
ぼくたちはそれぞれの真実を見出すことができる、と思いました。


そもそも、ぼくたちが、ぼくたちにとっての真実を見つけられるように、
みれいさんはその余白を十分にとって、執筆されたのだと感じました。
その細やかな愛の意識が、個人的に「ヤバイ」と感じたことのひとつです。

読み終わった後には、
「霊性」にまつわるさまざまな偏見が解放される気がします。
つまり、一度は「霊性」から遠ざかった人々が、
もう一度「霊性」を見つめ直し、
日々の出来事や人間関係などから真意を見出し、
それぞれにとっての真実に、いついかなるときも到達できる、
そんな可能性がふんだんに詰まった作品だと思います。
これももちろん「ヤバイ」ことのひとつです。


これからの時代のことを思うと、
先人、偉人たちが残した素晴らしいメッセージの数々も、
そろそろ刷新していくのがいいのかもしれません。

「解放」という読後感を得たい方だけでなく、
これから、自分自身に立ち返ろうとしているすべての魂に、
個人的に超おすすめしたい一冊です。


当たり障りのない程度に書かせていただきましたが、
以上が、ぼくが『わたしと霊性』を読んだ感想です。

みれいさん、改めまして祝版おめでとうございます!!